センター設置経緯
森林は、木材を生産し、災害を防ぎ、清らかな水を貯え、生物を育み、二酸化炭素を吸収するなど多くの働きにより、私たちの暮らしや文化を守り、やすらぎを与えてくれます。 現在、地球規模の環境問題が大きくクローズアップされているなか、森林の重要性が広く認識され、森林整備の重要性が注目されています。
しかし、林業収益性の悪化、林業従事者の不足・高齢化等により森林整備が十分には行き届かず、森林のはたらきが十分に発揮されていない状況にあります。
そのような状況の中、自ら積極的に森林整備等の活動をボランティアとして行う方たちを団体・企業を含めて森林ボランティアといいます。
森林ボランティアの活動は私たちの暮らしのためにも、また、地球温暖化防止のためにも、非常に重要な活動です。
この森林ボランティアの活動を推進していくために、ボランティア情報の収集と提供、指導や資機材の貸出など、一体的なサポートを行う拠点が、「群馬県森林ボランティア支援センター」です。
サイトの名称について
モリ(森)を中心に、森林ボランティア支援センター、森林ボランティア団体、県民、県・森林組合等の関係団体が、ワ(輪)をつなぐという意味を込めて、親しみやすい名称として、「モリノワ」と名づけました。
ぐんま緑の県民税
群馬県では、県民共有の財産であるこの大切な森林を守り、育て、次世代に引き継いでいくため、県民税均等割の超過課税として「ぐんま緑の県民税(通称)」を平成26年度から導入しています。この「群馬県森林ボランティア支援センター」もこの基金を活用して設置されました。
関連情報
県有林整備パートナー事業
群馬県では、第34回全国育樹祭を記念して、「県有林整備パートナー事業」を始めました。
本事業は、事業の趣旨に賛同し寄付をいただいた企業・団体の皆様をパートナーとして、地球温暖化防止など森林が持つ多様な機能の向上を図ることを目的に、県有林にパートナー森林を設定し、その整備や保全を行うものです。
県内で活動されている企業・団体の皆様、首都圏の水源である森林を守るため、また、流域に暮らす多くの人たちの安全で安心な生活を支え、森林のめぐみをしっかりと未来へ引き継ぐためにご協力をお願いします。
また、本事業は、企業の社会貢献活動(CSR活動)をサポートさせていただきます。
企業参加の森林づくり
「企業参加の森林づくり」は、社会貢献として森林整備ボランティア活動をしようとする企業や団体と、自らの手でなかなか整備ができない森林所有者との間を県が橋渡ししながら、群馬県の緑豊かな森林をみんなの手で守り、育てていく取り組みです。
県が企業や団体と森林所有者とを仲介し、森林所有者から無償で提供していただいた森林を、企業や団体から資金や労働力を提供していただき整備するものです。
それぞれの協力関係が成立した場合、3~5年間の森林整備協定を締結し、森林づくりがスタートします。